希死念慮_同族嫌悪

どれほどあなたのこと思う

カレーが食べたい

深い夜 が僕を大きくゆっくりと包み込み、宙へ舞い上がって綺麗に破裂する その一つ一つの破片の中に僕は居て 呼吸をするように 口をぱくぱくさせる 僕の一つの破片は森の中へ入って行った 泥の中にバウンドし 汚れた土と一緒になった 奥へ進むとバラバラ星人が居て 人をバラバラにするのが楽しいんだそうな 僕は無視してバラバラ星人を通りすぎた 真っ暗でどこにも進むことなど無理だと理解しているのに 僕の一つの破片は歩むことをやめない 歯ぎしりしながら。森に咲く小さな花は美しく僕を優しく撫でる。キスしたい。あの娘とキスしたい。破裂した原因は、君が儚くて淡い色をした可憐な娘だったからだなんて言うと、皆にバカにされそう。僕は押し黙って、破裂した一つ一つの欠片を集める旅を、君を求め続ける旅を始める