憂鬱ラヂオ

頭文字Dの夢小説と普段の生活の綴りです

SUNABA 煽鬼

絵のお化け展 行って来ました。
雰囲気が 夏のほの暗くなる夜に乗っかって
普通のそれの展示とは違いました。
お化けだと思って見ているから、そういう先入観も相乗して 絵は ただそこにあるだけだから、動かない静止画であるという事もあり、そこにお化けが居る、んだと思うと背筋をゾッとさせる様なものがありました。
世界観がもう怖くて、ずっとその場に呆然と立ち尽くしたままだった。

起 優衣さん 作の立体人形が奥に ただ静かに鎮座していて
人形の手足は無く、透き通る程真っ白な肌で我々を何処かへ誘うかの如く沈黙した眼差しでこちらを見ていた。
名は煽鬼と言う。
少女に憑かれた者は、人間のありとあらゆる欲を煽られ続け、その欲を満たす為だけに生きる様になってしまうそうだ。
金銭欲、色欲……その他諸々の欲なのでは無く、何にも満たされない欲に支配され苦悩の日々を送る事と成ってしまう。
煽鬼は、人間存在の根源をも喰らい尽くすのだ。
それは、一種の虚無感と言えるのではなかろうか。
生きとし生ける者総てが、心の隅に置かれてある虚無に時たま苛まれる事がある。
それは、煽鬼の仕業なのかも知れない。
煽鬼は、にこにこと笑顔を浮かべている。
終始、笑顔を絶やさないのだ。
我々を残酷に 嘲笑うかの様にf:id:suparutano-kitsune:20160822220105j:plain