憂鬱ラヂオ

どれほどあなたのこと思う

スパルタの狐 12

1月2日になった。今日は私の誕生日だった。夜中、慎吾は「今日は俺遅番だからずっと一緒にいられねーけど…今のうちいっぱい亜澄を抱いとくぜ」と言って横で毅が寝込んでいるのに私達はセックスをした。朝になって、慎吾からいくらか金を渡されて慎吾はどこかへ出掛けて行った。バタン、と扉が締められ私は貰ったお金を財布の中へ入れていた。コホン、と咳がする声が聞こえた。「毅、大丈夫?」ベットの上へと乗り毅の近くまで寄った。毅は何も言わずチラッとこっちを見ただけだった。「夜中…ごめんね、聞こえてたでしょ」「べっ別に…いつもの事じゃねーかよ」「……毅、汗かいたよね、拭いてあげる」「は、お前、ちょっ…」温かいタオルを作って持ってきて毅のパジャマのボタンを外し始めた。「やめろって…」ふふ、でもまんざらでもないみたい。順番に汗を拭き始めた。「亜澄…もういいだろ…」なんで?下もあるのに…と思って下に目を移すと毅の下半身が盛り上がっていた。「えいっ」「わっバカ」ボロン、と飛び出してきた。毅…勃ってる…可愛い…先っちょをぺろっと舐めた。「この子はもー…」毅は蒸気していた。観念したようだった。というか、されたかった?竿を舐め、上からかぷりついた。いっぱい唾を垂らしてグチョグチョにした。ジュルジュル、と吸ってポッと離した。しこりながら、「どう?気持ちいい?」「…バカ」照れちゃって…可愛い。先っぽを咥えて手でしごき始めた。「ん…」毅が体を軽くよじる。このまましていればイク事を知っていた。けど…「亜澄っ俺も男だ、このままされてばっかじゃ気が収まんねーぜ」と言い、押し倒されて脱がされて挿れられた。「ああっ毅いいよっ」
事が終わって毅は今にも干からびそうだったので水を飲ませて、冷えピタを貼り替えて服を着せてあげた。ほっぺにチューもした。「俺…亜澄の事、好きかもしんねぇ」「私も…毅の事、好き」「でもお前には」私のネックレスをチャラ、と鳴らして「こいつがいるもんな」「…」私は言葉が出てこなかった。毅は疲れて眠った。私はシャワーを浴びて外に出る準備を始めた。
「失礼しまーす」と私は言い店内へ入って行った。「おういらっしゃい……なんだ、あんたか」「へへーおじさんお邪魔してもいいですか?」「いいぜ、拓海ならまだ帰ってねーけど…」「上がらせてもらいますねっ」懐かしい、拓海ん家の匂いがした。こたつがある…時計の針が時を刻んでいる…私は拓海へのプレゼントとバッグを床に置いて、コートを脱いでこたつに入った。安心してそのまま眠ってしまった。「亜澄!?亜澄だよな?!起きろ!!」ゆさゆさと肩を揺さぶられて私は起きた。「ん〜拓海…おかえり」「おかえりじゃねーよバカッなんで連絡の一つくらいよこしてくんねーんだよっ」拓海は激しく憤っていた。「心配したじゃんかよ…」ボソッと告げた。「ごめんごめん」頭を撫でてあげた。「よしよし」「ガキじゃねーんだよっ誰かさんみたいにー」つんっと横を向いた。「あれ〜?そんな事言ってるとプレゼントあげないよ〜」「うそっごめん亜澄はオトナ!!」「あははは、はい、プレゼント!」「うおっ…あ、ありがとな…俺もプレゼントあるから、上あがろーぜ…」「うんっ」拓海からのプレゼント何かなー、ウキウキとして上へあがった。「拓海の部屋久しぶりだね」「お前が連絡よこさなかったからだろ…座って」「だからーごめんって言ってるじゃん」久しぶりに拓海に会えて嬉しかった。「はい、俺からのプレゼント…」「開けていい?拓海も開けていいよ」「…おう」綺麗な小さな箱に入っていたのはブレスレットだった。スワロフスキーで出来た赤いしずくの形をしたキラキラと輝くブレスレットだった。私が拓海にあげたのはシルバーネックレスだった。「拓海ありがとう」私からキスをした。「俺もありがとう。気に入ってくれたかな…」「着けたよ!!どう?似合う?」「うん…よく似合ってる」「拓海もよく似合ってるよ」お互い早速着けあって、なんだか可笑しくて二人でベットに倒れ込んだ。「亜澄…これからは俺からのメールや着信は絶対何か返事する事、分かったな?」「はいはい」「ほんとかよ」「わーかったよ、拓海」拓海の柔らかい唇に自分の唇を重ね合わせた。「実は今日私誕生日なの」「えっ!そうなのか」「うん」「おめでとう、16歳だね」「ありがとう、もうすぐ中学卒業だよ」「進路は決まってるの」「多分…」慎吾と結婚する、と言いたかったけど雰囲気を壊しそうで言うのをやめた。「いや、まだ決まってないんだ」「そっか」ちゅ、と今度は拓海の方からしてきた。幸せだった。