希死念慮_同族嫌悪

どれほどあなたのこと思う

スパルタの狐 7

拓海は下を向きながらこう言った「俺…嫉妬してたんだと思う。だから、泣いてる亜澄を前に、こんな…」「いいんだよ、拓海、下向かないで。私嬉しいよ」ぎゅ、と抱き締めてきた。拓海はよく懐く犬みたいだ 「亜澄、も一回して…」ぐぐ、と私の顔を自分のものへと持っていってそう拓海は言った 「いいよ」ぱくっと咥える。じゅる…じゅぽ…と吸い上げたり口の奥まで拓海のそれを含んだりしてると拓海は恍惚の表情を浮かべていた。玉も口に含んでそれ は手で扱いた。「あ 亜澄…そのままして」無言で頷いて私は続けた。頭を撫でられ犬なのは私の方なのかもしれない 「出る…っ!」ごく、と私は全部飲んだ。膝をついて立っていた彼は後ろへへたりこんだ。「私も気持ち良くして」私はそのまま拓海の上に乗っかって挿れた。「ああ…」「うっあっ亜澄、もう勘弁してくれよ」拓海の口に指を突っ込んで掻き回した。「やだよ」いやらしい音と私の小さく喘ぐ声が部屋に響き渡る。指を全部突っ込んで手首まで入れようとした。苦しそうにする拓海を見て私は誰かの事を思い出していた。そうだ…慎吾…慎吾のところへ帰らなきゃ… 私は今している事を早く終わらせようとした。拓海がイクのを待った。やがて彼はイッて私はそそくさと帰る支度を始めた。「待ってよ亜澄、もう帰っちゃうの」「うん」「俺、送ってくよ、ちょっと待って」「いい、大丈夫だよ」「なんでだよ」「一人にして」私はなんて自分勝手なんだろう、と心の中で自分自身を呪った。部屋を出る前にくるっと振り返ってこう告げた。「またね」トン、と拓海のおでこを指で小突いた。「あ、亜澄」扉を締め私は無理矢理出て行った。「おやっさんありがとうお邪魔しましたあ」ひょいひょいと軽い足取りだ。「…おう」「待てって亜澄〜!!」「あはは、あははは」私は慎吾のいる街へと駆け出した。走る。振り返らずに。ショルダーバッグがぽんぽんと跳ねる。