憂鬱ラヂオ

どれほどあなたのこと思う

スパルタの狐 3

気が付いたら隣に慎吾がいた。あれ…確か私、中里くんと寝てたんだよね… 「あー」体のあちこちが痛い。いつの間にか変な体勢で寝てたからか 「おっ やっとお目覚めか」「うん…中里くんは?」「あいつ仕事行ったよ。それよかお前、毅と変な事してなかっただろうな」寝そべってエロ本見てるあんたに言われたくない 「してない」添い寝はしたけど、と心の中で呟いた。「ふん、ほんとかよ」慎吾はギロ、と睨んでまたエロ本の方を向いた。私は冷蔵庫まで行きペットボトルの水を取り出してごくごく、と飲んだ。二日酔いも大体マシになったかな。慎吾のいるベッドまで戻って、煙草に火を点けた。「ねえ、どっか行こうよ」「ああん?どこへだよ」めんどくさそうに振り返って慎吾は答える。「車でじゃないよ。電車乗って」「はー?車出そうぜ」「たまにはいいじゃない」「んー まあ、そうだな」慎吾はエロ本を綴じて、煙草を吸い出した。私は一日中寝てたって事になるのか…中里くんはそっと私から起こさない様に抜け出して仕事に行ったのだな、と思った。「支度しろ」「うん」
慎吾と一緒に外へ出て、太陽は焼ける様に照りつけていた。なんだか久しぶりの外だな、とか考えながら慎吾の後ろを付いて歩いた。「あっちぃー、6月なのにもうこんな暑いのかよ」愚痴を零しながら私の先をずかずかと歩く慎吾。「暑いね」
駅まで着いて、私達は電車に乗った。電車はガラガラで、慎吾はど真ん中の席にどかっと座った。「ああ煙草吸いてえな」「駄目だよ、電車の中なんだから」そうして慎吾を諭すと慎吾はチッと舌打ちして向こう側を向いた。私は後ろを向いて、次々と移り変わる景色に目を奪われていた。ビル、家、公園、工場… 取り敢えず私達は水族館にでも行く事にした。
泳ぐイルカを見て、こいつらは何を考えて泳いでいるのだろう、水族館に飼われているという事を認識出来ているのだろうか。ぼーっとしていると「おいっ次行くぞ!」慎吾の声。優雅に泳ぐイルカ達。あれ、ここは何処だろう…足元がぐらついて、頭が回らなかった。イルカ達はあんなにもくるくると回っているのに。「聞こえてんのか、おい!」ハッとして「ごめんごめん ついイルカに見とれちゃった」「ったく」ふいに慎吾が私の手を握ってきた。その手は暖かくて、私は現実に戻って来たのだと感じた。
慎吾が足早のせいでもう魚達はいなくなって出口が見えて来た。お土産屋さんがあったので私は中里くんにイルカのもふもふとしたキーホルダーを買ってあげる事にした。慎吾には何を買ってあげようかな、と考えている私を横目に慎吾は外で煙草を吹かしていた。私は買ったもの達を鞄の中に入れ「おまたせ」と慎吾に近付いた。「行こうぜ」「うん」 駅に付いて、帰りの切符を買って改札を通ったとき、慎吾が急に私の腕を鷲掴みにしてぐいぐい引っ張ってきた。「わっ 何」慎吾は無言のままトイレの方へと向かった。ドアを閉めて、鍵をカチャ、とかけた。まさか… 慎吾は私を抱き締めて熱いキスをしてきた。「んっ!」私の服を捲くり上げブラのフックを外そうとしてきて「待って…」私の言葉は虚しく空を彷徨いスカートも下ろされ下着も取りされた。慎吾はあちこちにキスマークをつけていく 壁に押し付けられて「興奮するだろ」興奮してんのは慎吾だよ… 慎吾は私の足元に跪いてぺろ、と舐め始めた。「や、やめてよ…」「声出すんじゃねぇぞ」慎吾は舌使いが異様に上手いので、やがて私の膝は震え出した。指を噛んで必死に声を出すのを我慢した。「も、駄目、い、イク…」体が痙攣して、電気が走る。私はもう立っていられなくてずるずると崩れ落ちた。「次は俺の番だぜ」ズボンを下ろしてそそり立ったものを出した。頭を掴まれて無理矢理咥えさせられる。「もっと奥まで咥えろ」ぐっと押し込まれて喉の奥に刺さる。堪らず嘔吐感が込み上げてきて「うぐっ、おえっ」「おら、もっと」どんどん奥に奥に入れてくるので私は耐えられなくなってそれを口から離した。「ごほっ、うぷっ…」吐きそうになるのを抑えた。「ヘタクソ、立て」腕を掴まれて立たされて、後ろからガンガン突かれた。「ああっ、んぐっ」その瞬間口元を押さえられて口で呼吸が出来なくなった。「ハァ…もう出すぞ」私は振り返って首を一生懸命振った。やだ、慎吾中に出すつもりだ…訴えようとしても口を塞がれているので声が出せない。「ん」くそ、こいつ奥に出しやがって…「馬鹿慎吾…」「へっ…」私は酷い脱力感に襲われた。
電車に乗ったときちょうど通勤ラッシュで電車は満杯だった。優先座席は空いていたけど、慎吾は構わず座った。私も釣られて仕方なく隣に座ってしまった。「あー煙草吸いたい」もう駄目だよと答える気力も無く疲れていた。そんな中慎吾は私の肩に手を回して服の中に手を突っ込んできた。プチッ、と私の中で何かが切れる音がしたと同時に勢いよく立ち上がって「何すんの!!公共の場所ではそういう事やめてよ!!」と叫んだ瞬間慎吾が中に出した精子が力んだついでにぶわっと出てきた。「!!」私は慌ててあそこを押さえる。が、下にポタッ、と滴り落ちた。「ぷっ…お前、皆見てるぞ…あは、あはははは」私はいたたまれなくなって慎吾を置いて次の停車駅で独りで降りた。ふらつく足で向かったのは拓海の家だった。