希死念慮_同族嫌悪

どれほどあなたのこと思う

花村萬月「夜を撃つ」読破

かつてこれほどまでに孤独という悪魔に取り憑かれた少年が居ただろうか。
主人公は、どこまでも孤独だった。

闇に包まれた暴力、無意味で過剰なセックス

虚無という膨大に膨らんだ概念に押し潰された死

この本を読んで、哀しいけれど、気分が晴れた様な気がした。

妖精帝國は、「孤独だけが 私癒し続けてゆく」と、歌ったが
なんて浅はかな思考回路なんだろう、と思った
それは、主人公を頭の念頭に置いて考えてみた感想だ。
本当の孤独というものを知らないから、そんな歌詞が書けるのだ。

花村萬月は、真実の孤独を世に知らしめた。
その類希なる才能に僕はゆっくりと心の奥底まで響く悦に浸った。

スパルタの狐 壁外調査結果報告( ̄^ ̄ゞ その4

このタイトルも進撃の巨人もうとっくにブーム過ぎ去ってるんだからいい加減別のタイトル考えろよ、と思うのですが長年続けてきたタイトルなので変えれない、と言うか新しくタイトル考え直すのめんどっちい、という訳で始まりましたその4。

こんな時間(現時点で3:56)に酒盛りしております ツマミはビーフジャーキーが良かったけど生憎切らしてるので適当に冷蔵庫にあったスーパーの唐揚げをチン、です

今思うと、「わ!りょなけっとのあれから一週間!?昨日の出来事の様に思える!」感がしています
本当に昨日の事の様……すごく楽しかった
僕も りょなけっと楽しかったねカラ松……と言う事が出来てヨッシャ!!っす

初参加だったりょなけっとは、皆同胞だから同じニオイがする!と
ああ皆暗い学生生活を送ってきたんだな…しみじみ(個人的な感想ですので異論は受け付けません)とのちのち思った事が二点笑

同人誌に書いてたpixivのID、ちゃっかり退会してしまったんで、僕のこのTwitterアカウント知れる人無くなっちゃいました、ID覚えてる奇才は別

次回のりょなけっとも申し込み済です!
今時分からめっちゃワクワクしています、まるでりょなけっと7が、明日起こるイベントの事の様だよ!
まだ通るかどうか分からない2次予選なのに、新刊の内容、ストーリーが明白になっています
そして、はやばやと準備に取り掛かるという
オチオチしていたくない!ギリギリで間に合わせる、ハラハラしながら原稿に追い詰められる、なんて僕の性分に合っていないので…(それが作家ぽいと言われればそれまでですが)余裕を持って行動したい、それが僕なのです
でもまだ一頁も描けていないー!ヤバいヤバいどうしよう焦る
いや、めちゃめちゃ早いっちゅうねん!
来年の2月の終わりやぞ!
落ち着け俺
ともかく、予選通らなかったら通らなかったでそれはそれで運命なのかな、とも思いますので気楽にいきたい
俺の人生のテーマ、気楽にいきたい
出来れば、朝もやって来て欲しくない
それじゃあ、イベントも一生やって来ない
それは、困る
だから、仕方なく朝を受け入れてやってるのだ、どーだ!参ったか!ワハハ!

と、思いたい
…切実に

僕の大好きなブランド「ハードコアチョコレート」で殺し屋1とのコラボが発表された。マジで?マジすか?いいんすか?今度、りょなけっとで東京行った時絶対買います。イチと柿原組長の2パターンもちろん2着買います。
東中野にある唯一の実店舗の店長さんはね~優しいんですよ
以上!「CAN'T TAKE MY EYES OFF YOU」の曲でお別れしましょう。ではまた次回乞うご期待!解散!

「シマウマ」小幡文生 “狂気を無二の友とし”

あすは我が身、と思って読んでいたが
これ実写映画したらヤバイな、とも思っていて
読み進めていく内に本の帯に5月実写映画化!と銘打たれていて え マジか!!と驚いたけど
TSUTAYAでレンタルはまだか!!え!DVDの発売11月6日なの!?マジか!!

絵が上手いと思う
クローズの高橋ヒロシとちょっと作風が似ているかな、クローズうろ覚えなんではっきりとは言えませんが
狂っていく、ドラ
アカは、ドラを殺すのか?
アカは、死んだのか?
キイヌは、何処に居るのか?
裏の裏で操って仕組んでいる者は、一体何者なのか?
読者にそう色々考えさせられる、面白い漫画だと思います
14巻でもう完結していたと思っていたのに・・・まだまだ序章に過ぎなかったのか
これから佳境に向かっていくのか、見物ですね
でもそろそろ締めた方がいい気がする、「ええ?ここで新キャラ登場?」って感じたから
少しくどい様な
それが作者の意図なのかも知れないけどね
僕はその意図に見事に足を絡め取られた訳だ
もう作者の手の中である。

シン・ゴジラ 鑑賞 ※ネタバレ注意して下さい※

衝撃の事実発覚……

首相が死んだ瞬間と、ゴジラが凍結された瞬間、ツレは寝ていた……!

どっちも一瞬の出来事だったからな……
首相はヘリで飛び立った時、ゴジラのレーザービーム 一発で爆発しました
ゴジラ凍結の瞬間は、自動運転の電車数台にアタックされて倒れて自衛隊員に沢山の犠牲になって貰いながら立ち上がった瞬間無事凍結しました

僕は自衛隊になりたかった夢を持っていたので、日本の自衛隊が活躍するシーンが満足いくまで観れて幸せでした

プライベートライアンが大好きでよく観ていたので、日本の自衛隊がどうやって動くのか、どんな司令が出されるのかワクワクしながら観る事ができました

カメラワーク等も、面白い仕上がりになっていたと思います

エンドロールの一番最後に庵野秀明 の名前が出ていて エヴァの音楽がかかっていたのも庵野さんの片鱗を観せられていたんですね

それからゴジラのラストシーン、またゴジラが動き出すんじゃないか、と無音でゴジラを映し出したのも良い演出だったと思います
尻尾にエイリアンみたいなのが大量にくっ付いていたの、あれ何なんですかね
次回への、伏線……なのか

全体的に良かったと僕は思います

エンドロールで始めに流れるゴジラのテーマ、あれ一番最初のゴジラのテーマがそのまま使われていたらしいです
僕もなんとなくそんな気がしていた

夜に進撃を続けるゴジラは 身体が黒く おどろおどろしさを 真っ黒な巨体を 東京に落としているのが何とも言えず怖さを感じた

僕を シンゴジラ旋風に 巻き込み 散らしていった

SUNABA 煽鬼

絵のお化け展 行って来ました。
雰囲気が 夏のほの暗くなる夜に乗っかって
普通のそれの展示とは違いました。
お化けだと思って見ているから、そういう先入観も相乗して 絵は ただそこにあるだけだから、動かない静止画であるという事もあり、そこにお化けが居る、んだと思うと背筋をゾッとさせる様なものがありました。
世界観がもう怖くて、ずっとその場に呆然と立ち尽くしたままだった。

起 優衣さん 作の立体人形が奥に ただ静かに鎮座していて
人形の手足は無く、透き通る程真っ白な肌で我々を何処かへ誘うかの如く沈黙した眼差しでこちらを見ていた。
名は煽鬼と言う。
少女に憑かれた者は、人間のありとあらゆる欲を煽られ続け、その欲を満たす為だけに生きる様になってしまうそうだ。
金銭欲、色欲……その他諸々の欲なのでは無く、何にも満たされない欲に支配され苦悩の日々を送る事と成ってしまう。
煽鬼は、人間存在の根源をも喰らい尽くすのだ。
それは、一種の虚無感と言えるのではなかろうか。
生きとし生ける者総てが、心の隅に置かれてある虚無に時たま苛まれる事がある。
それは、煽鬼の仕業なのかも知れない。
煽鬼は、にこにこと笑顔を浮かべている。
終始、笑顔を絶やさないのだ。
我々を残酷に 嘲笑うかの様にf:id:suparutano-kitsune:20160822220105j:plain

お前が切り刻んだ体液が街中の地へと流れる

生きている……!ということ

僕は電車に一人で乗り
行きたい所へゆく
人の疎らになった電車の中には、人々の魂の息遣いが聴こえていた。

誰もが悩みを抱え
僕も多少は違えど同じ悩みを抱える

これが、生きている!ということなのだ!

何故、こういう簡単なことに気が付かなかったのだろう。

僕自身一人だけが悩みを抱えていると思っていた

だが、違ったのだ。
息遣く群集の中の一人に僕も加算されていたのだ!

我々の魂の塊が飛翔するのが解る


二足の脚で地を踏み、歩みを進める。

一人一人好きなこと、何かをしたいと感じること
その中から選び取るということ

何でも、いい
自由が有る

外の景色を観れば
わかる

ありふれた季節と戦場のガールズ・ライフ

「ありふれた季節」川村悦子展 行って来ました
そこには、総てを忘れさせてくれる様な時間が流れており、とても居心地が良かったのを覚えています。
ご年配の方々が多くて、綺麗な翠の絵を背景に仲良く写真を撮っていたりして、それを見て僕は「ああ、僕は確かにこの世界に居るんだ」とふいに思ったりしました。
なんだか良かったなあ。たまにはこういうでかい美術館に足を運んでみるものですね。


「戦場のガールズ・ライフ」岡崎京子展 にもひょこっと顔を出しました。
客層がほぼ女性ばかりで、男性は1割にも満たないぐらいでした。
原稿用紙が所狭しと飾られていて、全部が全部読んで回るのは少し疲れるので掻い摘んで見て回りました。
僕の自殺を教唆した本 リバーズ・エッジは黒い箱の中みたいな場所に展示されていて、でもリバーズ・エッジだけ台詞が貼られて無くて「?」となりましたが黒い場所に飾られているという事は、やはりリバーズ・エッジは何か特別なものを持っているんだと思う。

美術館は、ツレとのゆかりの地でもあるので、こうして二箇所も巡る事が出来てまた一つ良い思い出が出来たな、と思いました。